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人は何のために生きるの?

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私は本当に尊いのですか?

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どんな宗教でも同じではないですか?

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聖書は本当に信頼できますか?

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「ゴスペル」って何ですか?

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神がおられるとどうしてわかりますか?

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神様が愛なら、どうして・・・?

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宗教を信じるのは弱い人間ですか?

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教会で聞く「罪」とは何?

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聖書が教える人間とは?

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十字架には何か意味があるのですか?

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信じるだけで救われるのですか?

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クリスチャンとはどういう人ですか?

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クリスチャンになってからどうなる?

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教会はどういうところですか?

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祈りにはどういう意味がありますか?

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キリストの復活は事実ですか?

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天国は本当にありますか?

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キリスト教についての疑問15
質問
教会はどういうところですか。教会でクリスチャンはいったい何をしているのですか。
答え
私は信仰生活20周年を迎えた時、もう一度キリスト教信仰の基礎を学び直そうと思いました。そして、プロテスタントの宗教改革者たちが、教会員になる人々に信仰生活の基本として教えた「使徒信条」と「主の祈り」と「十戒」を、数年かけてじっくり味わってみました。それは大変有意義な学びでした。

「使徒信条」は、古代の教会が聖書の中心的な教えをまとめた信仰告白文です。「主の祈り」はキリストが教えられた祈りの模範です。「十戒」は神と人を愛する幸いな生活を築くための神の愛の指針です。

「使徒信条」の中に「聖なる公同の教会、聖徒の交わり」ということばがあります。教会は神を中心にしたクリスチャンの交わりなのです。聖書が教えている「交わり」は「分かち合い」という意味です。教会は分かち合いの場です。では、教会で私たちは何を分かち合うのでしょうか。

まず第一に、私たちは教会で、三位一体の真の神についての知識を分かち合います。私たちの教会の礼拝にしばらく前から出席しておられる方が先日こういわれました。「先生は、毎週ちがった神様にお祈りされるんですか。」これは私が日曜礼拝で神に祈るときに毎週ちがう呼びかけ方しているからでした。もちろん私はいつも同じ神に祈っています。一番多く用いる呼びかけは「天の父なる神」です。けれども同時に、この真の神が、創造主、全知全能の神、聖なる神、愛と義の神、いつくしみと慰めに満ちた神、さばき主、契約の神、歴史を支配する神等々、数多くの名で呼ぶことのできるお方であることも知っています。

私たちはキリストとともに歩む中で、キリストが聖書で語られているとおりのお方ー救い主、神の御子、主、道、真理、いのち、羊飼い、世の光、教会の主、教師、大祭司、王などーであることを知るようになります。

また、信仰生活は聖霊がどんなお方を知る歩みでもあります。聖霊は、愛と義の霊、平和といのちの霊、真理と自由の霊、礼拝と祈りの霊等々と呼ばれるお方、また、私たちを神と人を愛するイエス・キリストに似た者に造り変えてくださるお方です。

このように、私たちは、聖書と生活の中で三位一体の神について知ったことを、教会で分かち合い、「神よ。あなたはすばらしいお方です」と、共に神を礼拝するのです。

第二に、私たちは教会で、神の救いの恵みを分かち合います。神の救いとは、罪の赦し、神のみこころにかなう者(義)とされること、神との平和、神の子どもとして愛
されること、罪と欲と律法主義からの自由、キリストとの霊的合一、神の栄光のための霊と心と体と生活の福音、復活と永遠のいのち等々、人知をはるかに越えたものです。私たちはみんなで、「神の救いは本当に豊かです」と、心から神に感謝しつつ歩んでいるのです。

第三に、私たちは教会で、神とともに歩む私たちの人生の喜びと悲しみを分かち合います。私たちはそれぞれの生活で、私たちの弱さの中に働く神の力、人間の罪深さと罪をおおう神の愛、神と人を愛する喜びと苦しみ、さまざまな迷いと神の導き、信仰の戦いと勝利、神による訓練と成熟、信仰と希望と愛の結実等を経験します。私たちは教会で、信仰生活の経験を分かち合い、互いに励まし合い、祈り合い、愛し合いつつ共に歩むのです。

教会には、神と私たちとの交わりである礼拝、教会学校や聖書研究会などの教育の働き、壮年会、婦人会、青年会等の交わりの時、伝道と福祉の働き、クリスマスやイースター等の教会の暦にそった行事やキリスト教式冠婚葬祭等があります。教会ではこれらのどんな時にも、教会員と来会者のみなさん、家族や地域の人々とともに、三位一体の神についての知識、神の豊かな救いの恵み、神とともに歩む人生の経験を分かち合っているのです。

あなたも、ぜひ、恵み深い神を中心にした教会の交わりに参加してください。

まず、日曜日の礼拝に参加されることをお勧めします。聖書や讃美歌集は教会で借りることができます。礼拝は、賛美と祈りと聖書のメッセージ等によって、真の神との出会いと交わりを経験するすばらしい祝福の時です。ぜひ、できる限り毎週参加してください。そして、クリスチャンのだれかと親しくなり、相談したり、交わりを持ったりしてください。同じ世代の人が親しくなりやすいでしょう。

次に、礼拝の前後等に開かれている、求道者会や聖書入門講座に参加してください。聖書の基本的な教えを学ぶ良い機会です。疑問があれば、遠慮なく牧師等に質問してください。

さらに、聖書と信仰生活について学びたい人は、聖書研究会や祈り会、家庭集会や特別集会等にも参加されるとよいでしょう。

あなたも、三位一体の神のすばらしさとその救いの恵みを知って、教会員になり、クリスチャンの交わりの中で成長してください。

後藤喜良著「キリスト教 ここが聞きたい! Q&A 21」(いのちのことば社)より抜粋